ポリマークレイ ~Polymer Clay~ とは何ぞや??
” Polymer(ポリマー)” = ” 樹脂 ”
” Clay(クレイ) ” = ” 粘土 ”
そう!樹脂でできた粘土です。
樹脂粘土なら日本にもあるじゃん??
粘土に触れたことのあるハンドメイド好きさんならそう思いますよね。
日本にある樹脂粘土(樹脂風粘土)は ”酢酸ビニル樹脂エマルジョン” (木工用ボンドと同じ成分)や小麦粉・トウモロコシ・デンプン・食物性の繊維質を使用しています。
そして、”エアドライ”=自然乾燥させることにより硬化する粘土です。
一方、ポリマークレイと呼ばれている粘土は ”ポリ塩化ビニル~PVC~”が原料です。
PVCは水道管など様々なプラスチックに使われている耐久性の良い素材です。
そして、”ヒートドライ”=熱を加えることによって硬化する粘土になります。
およそ110℃~150℃の熱を加えることによって硬くなります。
どんなに放置しても自然乾燥では固まりません、熱を加えることが必須の粘土です。
家庭用の電気オーブンで焼成できることから、オーブン粘土とも呼ばれています。
日本の『樹脂風粘土』と区別するために『樹脂粘土』と呼ばずに【ポリマークレイ】と呼んでください。
ポリマークレイはここがすごい!!
耐久性・耐水性
ポリマークレイが日本の樹脂粘土より優れているところは耐久性!
硬いです!落としても割れにくい!
私がポリマークレイに興味をもったのはここが一番のポイント
水に入れても平気!!お洗濯してもへっちゃら!色落ちもしない!
日本の粘土って耐水性があるといっても完全防水ではないんですよね。
その点、ポリマークレイは完全防水!アクセサリーや小物に最適なんです。
作業性がよい
エアドライの粘土は作業中に固まってきてしまって失敗したり、
残りの粘土が固まってしまい無駄にした~なんてことがあります。
ポリマークレイはオーブンで焼かない限り硬くなりません。
なので、急に用事ができてほったらかしても平気!(※それなりに保管はしてください)
在庫の粘土も保存容器にしっかり入れればとっても長持ちします。
また、収縮もほとんどなく、成形したサイズほぼそのままで仕上がるのも良いところですね。
カラフル♪技法も沢山!
ポリマークレイの良いところ~色が豊富すぎ!!
定番カラーからメタリック・パール・半透明・ペールトーンなどカラフルすぎて迷います。
しかも、絵の具のように色が混ぜられますので無限カラーです。
ポリマークレイは全世界で楽しまれています。
特に欧米では ”CLAY”といったらポリマークレイのことをさすほどで、
各市町村にポリマークレイのguild ” 団体 ”がいっぱいあるそうですよ。
日本は完全に後進国です…
世界中で楽しまれているのでテクニックもいっぱい開発されいます。
宝石・ウッド・レザー・布・植物・食品・金属・ガラスなんでも模倣できちゃいます。
素材屋フルハウスではその中でも、ミルフィオリ技法に夢中です。
ミルフィオリはベネチアングラスの技法として有名です。
日本では金太郎飴などの”組飴”の技法の方が馴染みがありますかね??
切っても切っても同じ柄がでてくるアレです。
最近は巻き寿司とかクッキー・パンなどにも応用されていますね。
なんと!それが粘土で応用できるのが、ポリマークレイです。